解説:
1913年、アトランタの鉛筆工場で13才の少女メアリーが殺された。確たる証拠も無いまま容疑はユダヤ人の工場長にかけられ、裁判は有罪となる。だが刑の執行を託されたジョージア州知事は、法務長官を始めとする地元住民との衝突の中、事件の洗い直しを図る……。'37年の“THEY WON’T FORGET”(監督マーヴィン・ルロイ)でも扱われた実際の事件を基に、ラリー・マクマートリーの原案をジェフリー・レインとジョージ・スティーヴンス・Jrが脚色。黒人と白人、南部と北部、ユダヤ人と非ユダヤ人、法ですら平等に機能しない偏見の中で、自らの信念を貫こうとする知事の葛藤を描いた見応え充分のTVドラマ。工場長の妻を演じたのは、作家アーサー・ミラーの娘レベッカでこれがデビュー作。
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