解説:
マカロニ・スペオペの快作「スタークラッシュ」に始まる“ESCAPE FROM GALAXY”シリーズの第3作(PART2は未公開)。今回は、“夜の帝王”と呼ばれる悪の征服者の魔手を逃れ、地球にやって来たプリンセス、ベル・スターとコマンダー・リシンの冒険を描く。ただし、この冒険というのがクセ物。ベル・スター達は永遠の生命を持っているがために、性の愉しみを知らないという設定になっており、その彼らが地球人(いつ、どこの人々かは不明)に性の手ほどきを受けるというのがメイン・ストーリーなもので、第1作の駄菓子屋的面白さを期待する向きにはあまりにも意表を突く展開。しかもSFXシーンはほとんど「スタークラッシュ」からの流用というのだから、これはもうどういう目的で製作されたのかすら判らない……。「テンタクルズ」「白昼の暴行魔」「人間解剖島/ドクター・ブッチャー」のC級女優ブキャナンの本邦公開唯一の主演作品。
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