鬼火 かつて火の玉と呼ばれた男

かつて“火の玉”と異名をとり、極道社会で恐れられたヒットマン＝国広。刑期を終え出所した彼は、堅気になる決意をしていたが、弟分・谷川は極道世界への返り咲きを勧める。やがて、高級クラブでピアノ弾きのアルバイトをしている麻子と知り合い、複雑な過去を持つ彼女に惹かれてゆく国広。堅気になる決心を捨てきれないまま、再び極道社会に足を踏み入れた国広にとって、麻子は安らぎを与えてくれる唯一の存在になりつつあったが…。